ある絵本の無料化について
今回はタイトル通りある絵本の無料化について書く。
事の発端はお笑いコンビ、キングコングの一人であるこの方のブログから始まった。
極々簡単に書くと絵本が買えない人がいるのはよくないと思ったので無料にします、ということだ。
これは結構話題となった(人によっては炎上したと表現する人もいる)。なぜ話題となったかというと様々な要因があるので大まかに書いていく。
・キングコング西野さんだけで作ったものではない。
この本が出たときも話題となったがこの人独りで書いた絵本ではなく、33名のクリエイターが参加して作られたものである。
著者はにしのあきひろとなっていて勘違いしがちではあるが独りの作品ではない(なお
Dr.インクの星空キネマのように著、イラストともにやっている作品もある)。契約等どうなっているかわからないのでクリエイターさん達は大丈夫なのかなという疑問がある意味一因となった。
・タイトルの仰々しさ
見てもらえばわかる通り「お金の奴隷解放宣言。」となっている。ブログを読めばいいのだがやはりインパクトが強すぎるのでここも話題の一因となった(twitterのトレンドにもあがった)。
・余波が来るんじゃないかということ
もともと有料のものを無料にするということはなかなか無く、そして有名人が大々的に行ってしまったので絵本だけでなくあらゆる創る人(クリエイター)が無料にしろだの言われるのではないかと危機感を持ったのでこれに対して批判や意見等をSNSに挙げるなどした。
ブログには
…てなワケで俺は無料にするけど、その代わり他のクリエイターに「西野はタダにしたんだからおまえもしろ」なんて絶対言っちゃダメよ。
と書かれているがこれはのちに付け加えられたものである。当初はなかったので話題の一因となったと考える。
無料のものにひとは群がり当然の権利だと思う人は少なくないというのをコンビニバイト中に強く感じているのでこの心配は理解できた(お手拭きや箸も”ただ”で仕入れているわけではないが当然のごとく要求、かなえられないとサービスが悪い等いわれることもあった)。
・その他
キングコング西野という人がたまに物議を醸す人、嫌われている嫌われやすい人ということ。
公開しているサイトがSpotlight(広告を貼り付け収入が得られるサイト)だった。
ブログの文章がたたかれやすい文章だった(複数人で作っているものをまぐれ当たりという)。
このような要因があり、話題となったのだと考える。
小学生からの声を受け無料にしたというのは善悪損得ぬきにすごいことであると思うので好き嫌いを抜きにして称賛を送りたいと思う。
この人以外に損害が波及しないことを祈るのみである。