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読書レポート「ダイイング・アイ」

東野圭吾作のダイイング・アイを読んでの感想紹介等を記していく。

まず手に取った理由として理系でエンジニアであった東野圭吾さんの作品は前々から読んでいて出てからそれなりに時間はたっているが目についたからだ。

小説やTVドラマにもなった所謂、探偵ガリレオシリーズを書いた人といえば聞こえはいいと思う。

 

さて今回紹介するダイイング・アイは上記の探偵ガリレオシリーズのような科学を主軸にしているミステリーではなく、突飛なとまではいかないまでもすこし不思議なホラーじみたミステリー小説となっている。

あらすじとしては、誰かに襲われ記憶をなくした視点主(主人公)が無くした記憶や自分を襲った犯人を探っていくうちに欠けた記憶に関することや周りの人間の不穏な動きに翻弄されていきながらも、記憶の手がかりや事件について、犯人について調べていくというものになっている。

 

題名にあるように眼がキーワードではあるが、わかりやすく頻繁に出るというわけではなく要所に散りばめてあるという印象をうけた。個人的には同じ言葉をこれでもかと前面に出されるのはあまり好きではないので、こういった本は交換を持てストレスなく読むことができた。

最後まで読んでまず思ったのが殺人事件が起こっている以上ハッピーエンドはありえないが、終わりがSFチックであったせいか微妙にしこりが残る読了感であった。また初めに書いてある事件の顛末のようなモノの何気ない描写のようなものが伏線であったのにはよくある手ではあるが細やかで好感が持てた。

 

感想文(レポート)を書く上で一度だけでは不足だろうともう一度頭から一気に読み直して改めて思ったのが冒頭で書いた通りこの本はすべてが解明されている科学の分野や現実世界で説明できるものではないSFのような要素が含まれている。だがその要素を排したとしても事件のトリックなどは現実世界においても納得できるものであり、謎を全て超常現象で解決するのではないと思った。

 

難解な文章でもないので興味があれば手に取ることをお勧めする。